狂言鑑賞
先日、人生で初の狂言を鑑賞してきました。
夫の友人から、
一番前の非売のお席がありますがいかがですか?
とお誘いいただいたので夫を誘ったところ、、、
「はじめて見るんだから、一番前ではなくて、天井桟敷席でええやん」
はあ〜〜?一番前のかぶりつきの席の意味がわかっとらん‼️
もー誘ったれへん‼️
という訳で、そんなお席お金出しても買えるもんと違う!行く❣️と言ってくれた私の友人と2人で着物を着て行こう〜〜👘と狂言初心者2人で参りました。
お題は
「水掛婿」「文荷」「千切木」
野村萬さんは文荷にお出になり、87歳とは思えぬ柔らかなしかしながら力強いお声、そして最後のオチの絶妙な間合いとお顔は未だに脳裏から離れず。。。
人間国宝の芸とはそういうものなんだなぁ。。と感銘。
水掛婿は、婿と姑との田んぼへの水引でうちわ争い。
どちらの引くにひかれず、最後は大人気ない泥のかけあい💦
そして娘でもある嫁の登場で、嫁は夫の味方をし。。退散。。残された姑は。。しかし、これが家庭円満の秘訣と教えられたような???
文荷は、
殿がご執心なのは、、、なんと、少年💦
下僕ふたりがその殿の書いた文を届けるのを頼まれますが。。
この一癖ある恋文。責任を下僕ふたりが押し付け合います。
そうこうしてるうちに、、その文を破ってしまう訳です。
もちろん届けることも出来ず。。
殿から、して、返事は?と聞かれると、
その半分に破けた文を差し出すのですが〜💦
下僕ふたり、お互い責任の押し付け合い。
もう、古今東西。人生喜劇。
昔も今も人の抱えるテーマは変わらない。って事ですね。笑い。
野村萬氏のウイットに富んだ演技にその人生の奥行きの深さを感じた一日でした。